
武井壮が前田健太とガチ勝負、まさかの結末に⁉「どんな生物にも弱点はある!」
これまでさまざまな競技のアスリートとガチンコの名勝負を繰り広げてきた、武井壮。次なるターゲットは、日本球界を代表するピッチャー、前田健太だ。シーズンを終えたばかりのメジャーリーガーの“ガチンコ”に、“百獣の王”はどう挑んだのか? 自身のYouTubeチャンネル『武井壮百獣の王国』で対決動画を公開した武井本人が見どころを語ってくれた。
(文=REAL SPORTS編集部、写真提供=武井壮)
MLBでも随一のピッチャー前田健太を相手に、「自信がある」⁉
まさに日本球界を代表するピッチャーといっていいだろう。今季ミネソタ・ツインズに移籍した前田健太は11試合に登板して、リーグ4位タイの6勝(1敗)、同5位の防御率2.70をマーク。年間最優秀投手に贈られるサイ・ヤング賞の最終候補にも選出された。
特筆すべきは、1イニングあたり何人の走者を出したかを表すWHIPだ。1.00を下回れば球界を代表するレベルといわれる中、前田はなんとメジャー全体で1位となる0.75。世界最高峰の舞台で戦うメジャーリーガーですら、この男を相手に出塁するのは容易ではないのだ。
そんな前田と本気で対決するのは、“百獣の王”武井壮。独自のスポーツ理論でさまざまなスポーツにチャレンジし、これまでに数多くの一流アスリートと名勝負を繰り広げて業界を驚かせてきた。
今回、武井と前田がお互いに対戦をオファーしたという。
「ドジャース時代にロサンゼルスで会って以来の再会で、年々メジャーの投球にアジャストして、成長が素晴らしくて、その秘密を知りたかったし、友人としても久しぶりの再会を楽しみにしていました。前田健太は『天才!』とかではなく、地道なトレーニングやストレッチ、アップを重ねて、投げるための準備をしっかりとすることで、年々その力を伸ばしています。あれだけ投げてけがをせず毎年コンスタントに成績を伸ばす、メジャーの球にもすぐ対応できる、そしてなによりそんな野球をすることが大好きな最高の野球人なのです。そこを含め、全てリスペクトできるアスリートの仲間です」(武井)
ピッチャー前田vsバッター武井、ピッチャー武井vsバッター前田の2番勝負!
ピッチャー前田vsバッター武井、3打席のガチンコ勝負。常識的に考えれば、“世界トップ”を相手に勝てるとは考えにくいが、武井は自信を持って勝負に挑んだという。
「(今回の対決に向けて)斉藤和巳選手(※)にピッチングを教わったり、変化球を教わったりしていたので、カーブには自信がありました。さらに投げる体力もダルビッシュ(有)選手にもらったメニューをこなしたりしているので、自信がありました!」
(※投手5冠に輝くなど日本を代表する名投手。2013年に惜しまれながらも引退)
だが実際に打席に立って、その投球を体感してみると、「ぶっちゃけまるで打てる気はしませんでした」。だからといって決して勝負を捨てないのが、“百獣の王”。「狙いを絞って勝負しにいきました! どんな生物にも弱点はある! まさかの結末が待っていますよ!」と口にした。
勝負の行方は、武井のYouTubeチャンネル『武井壮百獣の王国』で公開中。さらに、前田のYouTubeチャンネル『マエケンチャンネル』では、ピッチャー武井vsバッター前田の逆対決も公開される。
「(見どころは)まずはメジャーリーガー・マエケンが硬式球で、しっかりとアップしてストレートやさまざまな変化球を駆使して武井壮を『狩ってやりますよ!』と本気で勝負してくれたこと!『マエケンチャンネル』ではメジャーでも本塁打を放つマエケンの打撃に、武井壮が斉藤和巳仕込みのカーブとストレート、さらに偽ツーシームという魔球を使って果敢に挑みます! こちらも衝撃のラストが待っています!!」
武井壮のルーツは“小学生時代”にあった タレント、スポーツ…どんな世界でも勝てる「スポーツ理論」
武井壮が明かす「特性を伸ばす」トレーニング理論 日本人選手の持つ「伸びしろ」とは?
武井壮が語った、スポーツの未来 「全てのアスリートがプロになるべき時代」
もしも武井壮が学校を作ったら? “何歳からでも”経済価値と最良のスポーツ人生が身につく「理想の教育」
武井壮が本田圭佑発起人「ONE TOKYO」の監督に就任。カギは「オフザピッチの時間」
PROFILE
武井壮(たけい・そう)
1973年生まれ、東京都出身。タレント。1997年、中央学院大学時に陸上・十種競技で日本チャンピオンとなる。卒業後、アメリカへのゴルフ留学、台湾プロ野球チームでのコーチ就任を経て、2005年に茨城ゴールデンゴールズに入団。2012年からは「百獣の王」として芸能界デビューを果たし、現在はスポーツ番組、バラエティから情報番組や大河ドラマまで、幅広いテレビ番組に出演。そのかたわらで独自のスポーツ理論をもってさまざまなスポーツへのチャレンジも続けており、世界マスターズ陸上4×100mリレーでは金メダルを獲得。本田圭佑が設立した東京都社会人サッカーリーグ4部のサッカークラブ初代監督に就任した。
Twitter、Instagram、TikTokアカウント:@sosotakei
YouTubeチャンネル「武井壮百獣の王国」
この記事をシェア
KEYWORD
#INTERVIEWRANKING
ランキング
LATEST
最新の記事
-
何事も「やらせすぎ」は才能を潰す。ドイツ地域クラブが実践する“子供が主役”のサッカー育成
2025.10.16Training -
なぜ卓球を始める子供が増えているのか? ソフトテニス、バスケに次ぐ3位も「中学生の壁」の課題
2025.10.15Opinion -
“完成させない”MLSスタジアムが見せる、日本が学ぶべき新たな視点。「都市装置」としての最前線
2025.10.15Technology -
「普通のボランチにはならない」宮澤ひなたがマンチェスター・ユナイテッドで示す“6番の新境地”
2025.10.09Career -
中国の牙城を崩すまであと一歩。松島輝空、世界一・王楚欽の壁を超えるために必要なものとは
2025.10.09Career -
日本競馬の夢、再び――凱旋門賞に3頭参戦。ダービー馬クロワデュノールらが挑む欧州の壁、歴史の扉
2025.10.03Opinion -
12チーム目のリーグ王者へ。J1初戴冠に挑む京都サンガ、逆境を跳ね返す“勝負強さ”の源泉とは
2025.10.03Opinion -
欧州で重い扉を開いた日本人指導者の“パイオニア”。J3高知ユナイテッドの新監督に就任した白石尚久の軌跡
2025.10.01Career -
「Jリーグ秋開幕」と育成年代。大学・高校サッカーはシーズン移行とどう向き合うべきか?
2025.10.01Opinion -
「日本人GKは世代を超えて実力者揃い」松永成立が語る、和製GKの進化。世界への飽くなき渇望
2025.09.25Career -
「指導者なんて無理」から25年。挫折と成長の40年間。松永成立が明かすGK人生の軌跡
2025.09.25Career -
「ザ・怠惰な大学生」からラグビー日本代表へ。竹内柊平が“退部寸前”乗り越えた“ダサい自分”との決別
2025.09.19Career
RECOMMENDED
おすすめの記事
-
何事も「やらせすぎ」は才能を潰す。ドイツ地域クラブが実践する“子供が主役”のサッカー育成
2025.10.16Training -
“伝える”から“引き出す”へ。女子バスケ界の牽引者・宮澤夕貴が実践する「コーチング型リーダーシップ」
2025.09.05Training -
若手台頭著しい埼玉西武ライオンズ。“考える選手”が飛躍する「獅考トレ×三軍実戦」の環境づくり
2025.08.22Training -
「誰もが同じ成長曲線を描けるわけじゃない」U-21欧州選手権が示す“仕上げの育成”期の真実とは?
2025.07.14Training -
なぜイングランドU-23は頂点に立てたのか? U-21欧州選手権に見る現代サッカーの「潮流」と「現在地」
2025.07.14Training -
コツは「缶を潰して、鉄板アチッ」稀代の陸上コーチ横田真人が伝える“速く走る方法”と“走る楽しさ”
2025.05.23Training -
「週4でお酒を飲んでます」ボディメイクのプロ・鳥巣愛佳が明かす“我慢しない”減量メソッド
2025.04.21Training -
減量中も1日2500キロカロリー!? ボディメイクトレーナー・鳥巣愛佳が実践する“食べて痩せる”ダイエット法
2025.04.18Training -
痩せるために有酸素運動は非効率? 元競技エアロビック日本代表・鳥巣愛佳が語る逆転の体づくり
2025.04.16Training -
躍進する東京ヴェルディユース「5年計画」と「プロになる条件」。11年ぶりプレミア復帰の背景
2025.04.04Training -
育成年代で飛び級したら神童というわけではない。ドイツサッカー界の専門家が語る「飛び級のメリットとデメリット」
2025.04.04Training -
専門家が語る「サッカーZ世代の育成方法」。育成の雄フライブルクが実践する若い世代への独自のアプローチ
2025.04.02Training